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他人の曲をめちゃくちゃ真面目にレビューする

 こんばんは。身長が152cmしかないので小学生になめられるとーずです。

 今回は、土山時雨さんが今年11/14に投稿した曲「不自然なアクティビティ」について考察を垂れ流そうと思います。めちゃくちゃ深読みして書くので作曲者がなんとなくフィーリングで作った部分とかも意味を見つけようとしたりします。ご本人に見つかりましたが怒られませんでした。感謝。

 あと、曲の構成的に曲を聴いてからレビューを読むことをお勧めします。かっこいいので是非。

初音ミク 「不自然なアクティビティ」

www.nicovideo.jp

 

まず、この曲はリバーブのかかったとても綺麗なピアノから始まる。幻想的だ。曲のキーも暗くはなく、どことなく安定を感じる。

歌詞は「冷静に俯瞰 理論武装でさ 傷がないふり 傷がないふり」。

 ここの歌詞だが、何度聞いても僕にはどうしても「傷がないふり 気づかないふり」と聞こえる。もしかしたら発音はその通りで、歌詞はただのカモフラージュなのではないか、そう思える。そう考えると、「冷静に俯瞰 理論武装でさ」も、「冷静に俯瞰(しているつもり)」つまり、この曲の主人公(?)は、傷があるのにないふりをする、百歩譲って傷があるとしても気づかないふりをして、自分は大丈夫だと自分に言い聞かせることで冷静に俯瞰している”つもり”になっているのではないだろうか。ここの安定したサウンドは、まだ穏やかな主人公の精神状態を表しているのでは?

 この、主人公の”不安定さ”がこの曲の鍵になっている気がする。

 

 次の歌詞は、「持続的欠如 笑う輪廻 気づきたくない 気づきたくない 光」。

 持続的欠如を言い換えると、「常に足りない・欠けている」。これは自分の欠点か、もしくは退屈な日常か・・・そのあたりのことを表現しているのでは。また、そう考えると「笑う輪廻」は繰り返す失敗や退屈をあざ笑うかのように繰り返される毎日のことに見える。

 また、主人公は「気づきたくない」。ここも「傷がないふり 気づかないふり」だと確信した場所だ。

 

 さて、ここからだが、歪んだギター・ベース・ドラムが一斉に入ってきて暴れ散らす。テンポも何もない。ノイズとさえいえる。これが、「光」だと僕は思う。それも、ただ明るいだけではない光。何か主人公の精神を乱すような光だ。一瞬でノイズは消え、ドラムのハイハットがリズムを刻む。そして、またノイズが走る。この曲は、こうした情緒不安定な主人公の心情がサウンドに反映されているように思う。

 ちなみに、タイトルの「不自然なアクティビティ」だが、これは結局は違和感、異物のこと。これもノイズには意味として含まれているような気がする。不自然なアクティビティが検出された結果、拒絶反応としてノイズが走る・・・そういう構図。

 

 二番の歌詞(これ以降引用は割愛します)は、主人公の性格をより細かく描いている。主人公は逆の答え、皆と違う答えを言うことで自我・アイデンティティ・プライドが保たれる。つまり、皆と同じだと自分がわからなくなる=皆と同じ方向を向いていてもなお存在するはずの個性が、この主人公には存在しない。自分に自信がなく、個がない。だから自分を確立するために皆とは違う答えを求める。だが、そんなことで自分を見つけられるはずもない。自分を見つけるためのサーチライトはあまりに儚く、消えてしまいそうだ。

 そのあとは、同じようなことを繰り返すものに対しての辟易を「さびしいうた」で例えたものだと思われる。

 

 次はサビと思われる場所だ。ここは歌詞がかなり抽象的で解釈が難しいが、「忘れることすら忘れてしまった平凡人」は主人公のことではないか・・・?平凡を嫌うということは、自身が平凡であるということだ。そう考えると「平凡・退屈を嫌う主人公=平凡人」という構図ができる。

 

文字数が大変なことになりそうなのでこの辺にしておきます。ですが、僕が言ったポイントを知ってから見ると、二番以降もひとつの解釈に沿って、それなりに意味の通る歌詞やサウンドが見えてくるのではないでしょうか。

 

なお、これは私の独自解釈ですのであしからず。